石岡ちゅうちゅう

茨城県石岡市のおまつり など諸々をつらつらと

2013石岡のおまつり 初日 富田町地内にて

http://www.youtube.com/watch?v=9eLyUgiQI8U

youtubeもここ数年は石岡のおまつりの動画が多数アップされるようになり
酒のつまみが増えてまいりました

喜ばしい限りです

さて うぢらはうぢらでいぎますか

初日 お神輿を駅前通りで見送った後 我々山車町内はそのまま年番順に上がって行き

年番の守横町を目指します

中町経由して 森木町のファミマを左折して富田町に入ります

そんで 髪切りマスターの店を左折するわけですが ここの交差点狭いですから

けっこう昔は梃子切りに苦労したポイントであります

香丸町の前は泉町だし うしろは森木町です  あだりまえですが

観光客の皆様の目線はどのあたりにあるのでしょうか

あたくしは 一応これでも昔梃子切り経験者ですので 他町内はどーたふーに切ってんだっぺが?

と 興味がわくところです


泉町の山車は 昔からの石岡型で 非常にバランスのいい山車です

梃子棒は昔のようにハの字差しではなく ななめ差しで一気に切るタイプになられたようです

我が香丸町が今の山車になり しばらくは従来のハの字差しで巡行していましたが

どうにもこうにも切れなくて・・・特に 雨の日ね

苦肉の策としてななめ差しにして 

でも ご想像通り これだと片方にしか切れないわけで 微調整が効きません

何度梃子棒の差し替えをするのか 数えきれないほどです

しかし 当方のスタッフ・・でなく 梃子切りマスターたちは 道路と山車のクセを会得しております

例えば 香丸町から森木町を目指す場合

中町のツルハの先は このあたりは自然と左に寄るから梃子棒に体重かけておくだけでいがっぺ!

とか

まっすぐ行ってるようにみえっけど この先右に寄るから梃子棒差し替えておぐべ! とか

心強い限りです

各町の山車もいろいろクセがあるようで 巡行責任者殿や、梃子切りの皆様は

力だけではなく あだまも使っているのです

んだがら ビデオ撮影も 梃子切りに目が行ってしまいます

切ったあとのアスファルトに残る車輪のアトもイカスのです

話は変わり

守横町のおかりやを目指す山車のため このとおりも人であふれてきます

ふだん人けのないところがにぎやかになるのを見るのは、感慨深いものです

泉町の山車は足元もオレンジできれいです 年番の時にされた装飾ですね

山車の上では ・・・・・おおお~~今年も頑張っておりますね アイコンタクト&会釈

いぐよ~~!の カランカランも装備

あれ あのカランカラン うぢはねーのげ? と聞いたら

山車小屋あたりにあんすかね~~?との回答

まあ なぐなってっぺ!

くすだまも準備されてますね

ここは電線が(電話線?)が低いので 人形守の方々は仕事忙しいです

電線除け やりたくて アタクシも若い時は山車のてっぺんに乗りたい派でしたが・・

雨降ってくると 悲惨なんだよね~~~

結局 ビニールシートの上に乗るわけですから 水がたまってくるし 寒いし

ビール飲んでるから(当時はOK・・というか 飲酒・喫煙までやってましたが)

トイレ近くなるしね

だいぶ話がずれましたが

梃子のことでした・・・

そう 我が町内は昨年から梃子棒は前から後ろまで貫通させてまっすぐに2本差しております

これで どっちにも切れるようになりました

わがまっちょーなんて 前梃子4本だもんね

4本なくっちゃ あの山車は キレないね


切れるようになり 機動力も格段にアップし、他町内の皆様に巡行でご迷惑をかけることも

少なくなったでしょう・・・・

しかし 中年組には一抹の寂しさも残るわけです

梃子棒が固定されるという事は  そう!梃子棒の差し替えが不要になるワケです

おまつりの時に話題になりましたが

な~~んかさ~~ これ!たまにはやりて~よね~~!

(親指と人差し指でVの字を作り くりっとひねるジェスチャーです)

梃子棒の差し替えのサインです

昔は 巡行キツかったけどさ 楽しさもあったのです

山車が左右に寄ってきたな~~とみんな感じたころ

誰かが 差し替えっぺ!と言うと 前梃子は 綱を引っ張り戻して棒からはずし

残りで梃子棒を抜いて差し替える  左右 同時にね

そんで 再び綱を絡ませる

それと並行して 後ろ梃子は 彫り物のすきまからそれを察知して

後ろの梃子棒も差し替える

前後同時にやらないと 梃子棒がささんないワケです

そのとき 現場監督的な中年は 山車から少し離れたところで このサインを

後ろ梃子のメンズに伝えるのです

これ 山車をうごかしながらやり キメル と 気持ちがいいです。

しかも なんか 左右 タイムを競っておりますので、F1のレッドブルマクラーレン

ピットクルー的な感じにもなります。

言いすぎでした・・


まあ 便利さをとるか 楽しさをとるか  バランスが難しいところです。

梃子切りされたことがない 山車町内参加のメンズの皆様におかれましては

いろいろ巡行のエピソード あることでしょう

それは 体験談や聞いた話含めて 御町の財産であると思います まさに 無形文化財ですね

石岡のおまつりトリビア または カルトQ的なハナシ いろんな方から聞くのが

最近の楽しみとなっております。

最近 守横のお知り合いが出来たので この前いろいろ教えてもらいました

新鮮でした

これもまた ストーブリーグの楽しみと感じます。


まだまだ つづく     世間が 引く まで。